モチベーション × ブログ × デザイン
3ヶ月でTOEIC735点を出した勉強法

Jun 17 2015

2015年3月から本格的に英語の勉強を始めて3ヶ月、スキルチェックを兼ねて5月に受けたTOEICで735点を取りました。
実感がありませんが、この記事では勉強方法やモチベーションの維持と期間中こなした参考書・アプリから超厳選して7つのおすすめを紹介したいと思います。

きっかけ編

私の場合はおもに以下4点でした。

  • 日々進化が早くなっているWebの技術をもっと早くキャッチアップしたい
  • デザインのインプットを広げたい
  • 私のお客さまは英語のできる人が多く英語サイトの依頼が稀にあり、より依頼に応えたい
  • 移動時間の暇つぶしでやってた英単語アプリ(クロスワード付き)にハマった

1年間で3本目のアプリに突入したころ、単語と今までの知識を手掛かりに英語のデザイン記事などをちょっとを読み始めてましたが、あまりに漠然としていたため本当に読めてるのか不安になり、フリーランスが比較的時間のある春を迎え、本格的な勉強をしようと短期目標と長期目標を立てました。

目標設定編…やる気を起こす目標、「ブログを書く」

目標がないと中々続かない…と思ったため、目標を立てました。

  • (短期)
    TOEICで6ヶ月以内に600点を取り、ブログに書く
  • (長期)
    オンラインでプログラムやデザインのスクールを受けたい、デザインブログを書いたり、stackoverflowに書き込みをしたい

短期目標が今回の主題なのですが6ヶ月集中力が保てないので、 とにかく最初の3ヶ月は全力で取り組んでTOEICを受験し、結果を見ながら軌道修正しようと思いました。

また、「ブログに書く」が記事ネタを日々探すフリーランスな私とって有効なモチベーション維持方法でした。
辛かった時に「ブログに書くんじゃなかったのか!?」と自分に問いかけて持ち直すことが多々ありました。

計画編…正攻法の学習と息抜きで3ヶ月を乗り切る

私は、20代前半に英語の学習に見事に失敗しています。
勉強挫折のきっかけはTOEIC受験…。スピーキングのスピードの速さ、大量の問題に呆然とし、 英語とは縁を切ってしまいました。
点数はたぶん300点台か怖くて結果は見なかったかどちらかです。

今回は、リベンジでもあるので、前回の反省を活かして5つ計画の柱を立てました。

正攻法で準備する

先ず、当時やった「聞き流し」「文法はいらない」といった亜流は、私には合いませんでした。
結局何を言っていいのかわからないから英語がわからないのに、聞き流したところでわかるはずがないです。
ので、文法から入って、読む、書く、整理する、声に出すことを大事にしました。

TOEIC対策

前回はTOEICの対策をしなかったので、みんな知ってるPART3は先読みしようなど位は、準備を行いました。

わからないことは放置しない

参考書やわからない単語や文法は放置しないようにしました。
特に単語は、ビギナーは語彙が理解の鍵なると思ったので、片っ端から覚えました。

息抜きも英語とデザインを絡めて

また、UIの勉強も兼ねてると楽しくなるので、Webやスマホ・kindleでのサービスを極力利用し、息抜きの方法も考えました。


3ヶ月の時間配分は、前半2ヶ月は文法書を使って勉強し、リスニングは資格サプリやTOEICの問題集を学習しました。
また、横道にそれても英語が絡んでるならOKにしました。
ゲームのトレイラーや海外ドラマを見たら止まらない!…ということが多々あるのですが、息抜きにやりたいことを絡めることで、無理なくできるようにしていました。

ただ、後半1ヶ月は横道はシャットダウン。
模擬試験問題や対策用問題を解くようにし、TOEICに特化した試験対策をしました。

……が、後半心が折れたため、息抜きに兼ねてinstagramに英語用アカウントを開設して、去年直島に旅行と江ノ島の日記を1日1つ、英語であげていました。
flickrはいいね!が鈍いんですが、instagramは今ノリノリなサービスなだけあって、いいね!が結構来てやる気が出ました。

期間中、一貫してやった勉強法は、リーディングでのAnkiを使った勉強と リスニングのディクテーション・オーバーラッピング・シャドーイングでした。

実践編1 リーディング
Ankiとフォトショで、苦手な分野や単語を覚える

先ほども書きましたが、ビギナーのため、文法を理解し、単語を覚えるないと、 英語はわからないと思い、出てきたわからない単語や語法はAnkiという自分でフラッシュカードが作れるソフトに登録しました。

音声・写真も登録でき、PC・Androidでの使用は無料です。

Ankiについてはこちらの方のページを参考にしました。

http://rightstuff.luminousspice.com/how-to-anki/
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-267.html

暗記は、音・例文・絵を絡めると覚えるのが早いため、「わからない単語名+definition」で検索して、日本語の意味と照らし合わせて画像をピックアップ。

絵と音声を落としてきて、必要なら例文を探してきてフォトショで文章と合成しました。以下例をいくつか。

(例 1)


Variableが覚えられなかったので、検索したところ「Variable Weather」で変わりやすい天気というらしく、文言を入れて 登録。
Ankiに組み込んでいました。

(例 2)
忘れられないインパクトがあったほうが覚えるので、例えば「resemble」だと「見た目が似てる」という意味があるので、「向井理」「田中圭」を並べてまとめて登録したりしていました。

ほか
・品詞クイズ
・訳せない文章
・語法クイズ

などを苦手なテーマを分類して、登録していました。

実践編2 リスニングも正攻法

模試や問題集を使用し、ディクテーション・オーバーラッピング・シャドーイングをしました。

ディクテーション
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-343.html

オーバーラッピング・シャドーイング
http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-347.html

ディクテーションでわからなかった言葉をチェックして、自分の聞き取りづらいところを把握し、 聞けるようになるまで繰り返しました。 ただ、シャドーイングは、どうしても時間がかかるので、テスト1ヶ月前はディクテーションとわからないところをひたすら聞き、書き取りのみにしました。

おすすめ編…独断と偏見で選ぶおすすめ教材 ベスト7

3ヶ月で使用した厳選したアプリ・サービス・本と関連情報をお伝えします。
完読を目標に下調べをしまくって買った参考書なので、本当は全部おすすめなのですが、

  • 手軽さ
  • スタートしやすく長く使える
  • 楽しい
  • 作者の思いの強さ

を基準に選びました。

最後の項目は私と本との相性もありますが、 独学だったので、作者や講師の方のものすごい情熱を感じることで モチベーションが落ちませんでした。

情熱はモチベーションのパートナーです。

1. 1億人の英文法

文法なんかいらない!という本もありますが、TOEICは文法問題が出ることと、どう英語を使うのかわからないことが自分の欠点なことを自覚してたので、感覚的で楽しめると評判の1億人の英文法を買って1ヶ月で読みました。
親しみやすいレイアウトと「そうかそうか!」と思う解説、モチベーションを維持させる文体が良かったです。 英語は配置の言語というのが印象的で、日本語と英語の違いを理解することが学習意欲向上のきっかけになりました。

2. 資格サプリ

1年で1980円という破格キャンペーン中だった上、オンラインスクールのUIの勉強にもなるため、迷わず申し込んで隙間時間にPCで視聴しました。
講義は15分程度で全てまとめられておりTOEICのテクニック解説などもあり、全体対策とリスニング対策はここでしました。
文法は期間中、電車の中などでできるので、リスニング対策の関先生のみ聞いたのですが、ロジカルな「あきらめるな!!!!」という姿勢に引っ張られました。
PCで使うとかなり操作性の高い良いサービスです。

こちらから

3. 1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急

一番最初に手を出し、一番読み、一番効果があった本です。
ダントツの評判の高さ。
ipodと相性がよいため手軽で文章が面白い上、解説が深く、スポーツの反復練習をひたすらやってるような快感がありました。
欠点は、文法が部分的になってしまうことですが、1億人の英文法で固めました。
朝日新聞文庫のTOEIC系の本は秀逸で、全体を通して買う事が増えました。

4. Real 英会話

iOSのみですが、スピーキングアプリです。
TOEICあまり関係ないですが、Siriと連動して例文をしゃべると、合ってるか診断してくれます。

発音できないと、
http://en.hatsuon.info/word/
やgoogleなどで確認。30分で50問位正解できるようになるころにちょっとリスニングが上がりました。

こちらから

5. 英語舌のつくり方

目下、読んでいる最中なのですが、一番最初にリスニングでやるべきは、勉強をはじめるにはこの本だったのではと思いました。
英語の発音解説が舌の位置を交えて丁寧に行われています。
リスニングって、どう発音されてるのか理解できると向上するなあと実感させられました。

6. hulu

息抜きは全てhuluの海外ドラマかClickというBBCがやってるテクノロジー番組 にしてました。
huluは配信してる番組で字幕に英語と日本語が選べるので、すごく良いです。
英語字幕では、自分のレベルでは楽しめなくなってしまうので、日本語の字幕にしています。
息抜きが気がつくと全シリーズぶっ通しで見てしまうとか、困った事態もありましたが、 聞ける表現や勉強した単語がわかると嬉しかったです。
ちなみにパーソン オブ インタレストとシャーロックにハマりました。

こちらから

7. アルク 1日1題模試

毎日0時に更新されるアルクの模試です。 PART1〜PART6(比較的軽めなもの)がまんべんなく出題されます。 (※PART7は手軽さがないため、割愛されてる模様) 仕事が忙しくても1日15分あれば問題が解けます。

こちらから

まとめ編…テストの反省と良かったこと

TOEIC当日は、緊張しました。
試験開始前に名前などを記入するタイミングがわからなくて開始直前に大慌てで記入したり、 リスニングが終わったら、すぐリーディングに入ってもいいのにしばらく指示があると思って、ぼーっとしてしまったり…。

出来は散々で「あってる」と確信を持てるものが半分もない上、最後の13問位?で塗り絵をしたため、 自己評価は470あってくれれば嬉しいでした。

ので、スコア735は、ビギナーズラックというのがフラットな印象で、
自己評価は短文なら聞け、あまり装飾ないシンプルな文章ならすぐ訳せるというところです。

ただ、正攻法で行った勉強が一番効果があること、 「600点超えたらブログを書く」ということの思いもしない人参効果、 「instagram」の英文ライティングの効果があったはあり、 自分の関心のある分野と結びつけて、モチベーションを保つのはすごく大事だと実感しました。

また、単語の勉強が結果として先行してた形になったことが良かったようで、 オンラインの単語チェックをしたところ勉強開始時点でTOEICで450点〜600点程度のスコアは出せてました。

TOEICを次に受けるのは目標を達成したため、6ヶ月位後になると思いますが、 全体の底上げが必要で、文法問題・長文ともに回答が遅いので量をこなすこと、ヒアリングは長い文章を理解できるよう 精度を上げることだと思います。

一番の収穫は、以前失敗した時と違って地ならしはできた感じがするので、これからも楽しく継続できるようにしたい、と思います。